シングルマザーにとっては世の中は崖っぷち!

シングルマザーにとって世の中は崖っぷち

離婚してシングルで子供がいる世帯を世間は襲う

子供を託児所に預けながら、仕事をする
宅配便のドライバーをしながら息子を育てあげた
でも、仕事はきつく、朝8時~15時までが限界だった

それでも手取りで14万円で、託児所の費用と家賃、食費で
生活は苦しく、クレジットカード、他で借金を重ねた。
支払いは常に滞納して、家賃も滞納が続いた。

同じ様に他のシングルマザー達にとって
世間は冷たかったのだ。

その女性たちの生活を一変させたのが
1985年に始まる男女雇用機会均等法と
労働者派遣法の制定であった。

この法律の制定により、男女の雇用機会の平等化が
進むように思われたが、
実は女性内での格差が生まれることになってしまった。

まず、今まで母子家庭に支給されていた児童扶養手当が
制度が変わり、支給額が減額されてしまった。

 

また、男女雇用機会均等法の制定により、
一部の総合職で働く女性の一部が不安定な雇用下で
低収入労働に追いやられてしまった。

このような制度の制定により、
日本そのものが少子高齢化が始まったと言えよう。

また、派遣社員にとっても、派遣法の制定により、
3年毎に職場を変わらなければならなくなった。
3年といえば、その職場にも慣れ、バリバリと仕事を
こなせる時期だというのに、新しい職場に変わらなければならない。

本来は、派遣社員から正社員に目指すべきところだろうが、
現実は、女性だから正社員への登録を会社が渋る。
給与の上昇を会社が拒むのである。

このように本来は低所得者であるはずの女性をたすけるのが、
本来の目的であるはずが、完全に逆効果となって
社会に浸透してしまった。

因って、日本社会の女性に対する差別化がここに来て
貧富の格差を広げてしまって、少子高齢化に拍車が掛かってしまった。
1965年以降も日本社会は「男性中心主義」なのである。

※一部AERA(創刊30週年)記念版より引用




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